岐阜でアクセス解析に興味があればご連絡ください。岐阜を中心にITコンサルティングを行っています。

ウェブの記事タイトルはなぜ説明的なのか

ウェブサイトに投稿される記事というのは、タイトルが非常に重要になります。それはSEOやSNS等のウェブマーケティングでもよく語られていることです。

https://ladder-consulting.com/blog-title/

そして、タイトルにはこのようなエッセンスを含めるのが良い、と言われることが多いです。

  • 狙う検索キーワードを含める
  • 具体的な数字を入れる
  • 23文字以内で説明する

こんな感じです。こういうタイトルになると、おのずと長くなったり、説明的になります。例えば、

三日間でアクセスを25倍にする方法

と言うような感じです。ウェブの世界で、このようなタイトルがアクセスに結びついているのは確かだと思います。でもなぜそういうタイトルが出るのか、皆さんわかりますでしょうか。

 

「MEDIA MAKER」と言う本があります。LINEの執行役員であり、数々のメディアを立ち上げてきた著者が、メディアの本質をわかりやすく説明した一冊です。

この本に、ウェブにある記事がなぜこのように説明的になるのかが説明されています。

現状のネットビジネスにおいても検索エンジン、スマートフォン、ソーシャルメディアという3点セットの浸透と普及は、全てのメディアを断片的なものに切り刻み、コンテンツは、その作り手側が想定した文脈などは無視して、好き勝手に、ユーザーから「つまみ食い」されるものへと変化していくことを要求してきます。特に、この10年ほど、文章などのテキストの閲覧消費の主戦場がネット上に変わったことによって、もたらされた大きな変化として「タイトル・見出し」の重要性が決定的になったことが挙げられます。

 

つまり、インターネットに登場した技術によって、ユーザーのコンテンツに対する接し方が変わったために、それに合わせてタイトルが変化した、ということです。小説などのタイトルはもっと短いのですが、それは小説というパッケージが非常にボリュームがあり、断片的になっていないから、ということとも関係していると思います。

しかし「夏」、「失恋」、「回復」、「自分磨き」「方法」というようなワードでの検索結果に表示されるため、あるいはソーシャルメディア上での拡散からサイトに訪問してもらうためには、前後の文脈を省いても、内容に興味を持ってもらうために、「見出し」はどんどん説明的にならざるを得ないのです。  その意味では、SEOの重要性などは、純粋に技術的なレイヤーの話に留まりませんし、「グーグルが、文章の文体や構成そのものまでも変えている」とも言えます。デジタル化(=つまりはノンリニア化)によって、メディア消費は全体として、どんどん、即物的で刹那的で断片的なものへと変化していっています。

 

ということで、タイトルが説明的になったのは、ユーザーのコンテンツ消費が断片的になったから、ということです。

 

タイトルがなぜ重要で、説明的である必要があるのか、ご理解いただけましたでしょうか。ブログをよく書く方は、タイトルを考えて書くのは大変ですが、頑張って、ユーザーがパッと見て記事の内容がわかるようなタイトルを付けましょう。

「MEDIA MAKERS」はKindle Unlimitedで無料で読めますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。