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AMPを導入した場合の効果は?実際のこのサイトの導入結果から考察する

最近Web界隈でよく言われる「AMP」ですが、もう導入されましたでしょうか?

AMPって何?という方はこちらの記事をご覧ください。

モバイルユーザー向けに快適にページを表示するAMPとは? | Ladder Consulting

このLadder Consultingのサイトでは、AMPを導入して数か月が経過しました。今日はこのサイトでの経過をお伝えしながら、AMPの効果と今後の動向をお話したいと思います。

 

Ladder ConsultingのサイトにAMPを導入してみた結果・・・

サイトへのアクセス数のうち、1割ぐらいがAMPになっています。これを本体のアクセス数がAMPへ移ったのか(総合しては変わらない)、AMP分が純粋に増えたのか、というのは判断が難しいところです。

全体として1割ぐらいで推移しているので、AMPにしようがしまいが総合的にはあまり変わらないのかもしれません。

ここでいくつかAMPにアクセスされた場合の特徴を挙げておきます。

 

直帰率が低い

AMPではよく言われていることですね。AMPはシンプルなページにすることで速い表示を可能にしているので、逆にいえばユーザーは関連記事やサイドバーなど、他のコンテンツにアクセスするきっかけを見失います。その結果として、直帰率が高くなるのです。

 

平均滞在時間はそれほど変わらない

直帰率は確かに低いのですが、平均滞在時間はAMPと通常のページでそれほど変わりませんでした。つまり、文字としてのコンテンツが消費されるという意味ではAMPでも大して違いはないのかな、と思ってます。

 

ちなみに、このサイトでは途中で関連記事を挿入したら、直帰率は少し改善しました。関連記事を挿入するまでは、ほぼ直帰率100%でしたが、それがちょっと下がった感じですね。

この結果を見て思ったのは、「コンテンツを消費する」という点にフォーカスすれば、AMPの方がシンプルで、表示速度も速いのでユーザーの満足度は高いんじゃないかということです。一方で、ユーザーに対するリッチな体験や複雑な操作を求める場合は、AMPはその答えではない、というのが現状だと思います。

つまり、文字や画像を中心とする記事で構成されているサイトで、露出を目的とするサイトには有効だろうということですね。

 

AMPがモバイル検索にどんどん増えている

もうひとつ、気になっていることを書いておきたいと思います。それは最近モバイルで検索していると、AMPで表示されるページが増えている、という事実です。

例えば、Google Chromeで検索すると、タイトルの左下に「AMP」マークが表示されます。

 

この検索体験を続けていて気付いたのは、自然と「AMP」マークが表示されるページを選んでいる自分がいたってことです。

これは恐ろしいことです。明らかに表示が速いページは、当然ながらユーザーにとってはとても快適で、その逆にAMPじゃないページは「遅いんじゃないか」と自然に意識して、ページクリックを避けてしまっているのですよ。快適なものに慣れると、これまで当然と思っていたものが不快に感じる。人間とは恐ろしいものです。

まだAMPそのものの認知度は、Web界隈以外では皆無でしょうし、こういうユーザー体験が如実に現れるのはもう少し先かもしれません。しかし、ページの表示が速い、というのは素晴らしい体験で、後に戻るということはないんだろうなと思っています。

AMPは、今がまだブルーオーシャンな状態であると考えれば、逆にAMP対応を前向きに考える必要があるんじゃないかとも思っています。

 

ちなみに、表示速度はGoogleの検索順位に対しても影響があり、AMPも間接的には効果があると言われています。

AMP最新情報 ―― Google検索のランキングにAMPが与える影響、WordPressがAMPプラグインを開発中 | 海外SEO情報ブログ

 

AMPに対応した方が良いか?

まずはユーザーの体験にフォーカスして考えましょう。サイトの目的として、露出よりもサイト上での体験を重視するのであれば、AMPはあまりスマートな答えではないと思います。AMPの欠点は表現力の乏しさですので。

しかし、幅広いユーザーに文字や画像のコンテンツを多く届けたい、露出を増やしたい、という場合は、AMPは有効な答えになりうるでしょう。ユーザーが素早くコンテンツを確認したい、というニーズに応えられるようになります。