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日本ではAndroidとiOSのどちらが多く利用されてる?最新のスマホ市場動向を調べて見た

iPhone 7が発売されました。購入した方もいるでしょうか?

イヤホンジャックがなくなったことや、Apple Payの日本上陸などが注目されています。ここで改めて、スマートフォンの市場動向を見てみたいと思います。

Webマーケティングの観点からも、スマートフォンの動向を把握し、ユーザーがどういう環境でWebと接続するのかを理解するのは重要なことですよね。

 

iOSとAndroidはどちらが多いのか

スマートフォンの2大巨頭といえばiOSとAndroidですが、日本ではどちらが多いのでしょうか。いくつか調査データがあり、タイミング等も違っていて、「iOSのシェアは50%超えてる、30%台、いやいや60%超えてるんだ!」などバラツキがあります。

ここでは、時系列でデータが取得されている、Kantarというサイトのデータを見てみたいと思います。Kantarは、各国の端末販売データからシェアを算出しているようです。

Smartphone OS sales market share – Kantar Worldpanel ComTech

 

 

こちらのサイトでは、2012年10月からデータが存在しています。ここによると、最新は2016年8月で、OSシェアはAndroidが66.7%、iOSは31.9%です。日本はiPhoneが強いと言われていましたが、思ったより低いですね。

これを時系列で並べてみると面白いことがわかります。

mobile os share

各OSのシェアを並べてみると、明らかに周期性があります。iPhoneは例年10月頃に発売されますが、それに合わせてiOSのシェアが上がっています。Androidだけを取り出した周期のグラフでみると、わかりやすいと思います。

android share

このグラフをみるとわかりますが、確かに一時的に下がっているもののまたAndroidはシェアを盛り返してきて、長期的に見ればAndroidの方がシェアが高まっているように見えます。

さらに、AndroidとiOSのシェアの相関関係をみるとほぼ1対1です。

android ios share

以上から、(Kantarのデータが正しいとすると)これらのデータからいえるのは、

  • AndroidとiOSのシェアは、随分前からほぼ2強状態である
  • 両者のシェアは一年間でみても、時期によって大きく異なる
  • トレンド的にはAndroidのシェアが高まっている

他のデータも見てみる

一方、運営しているブログのGoogle Analyticsから、モバイルOSの動向を見てみました。4年間ほど見てみましたが、全体的にiOSとAndroidの比率は2:1でした。iOSの方が圧倒的に多いですね。

周囲をみてもiPhoneが多いです。Androidがこれほど多いというKantarのデータも、自分の実感とは少し離れているような気がします。

これらの状況を見ていると、AndroidとiOSのシェアのどちらが高いのかわからなくなりますが、自社のマーケティングという観点で見れば、Google Analyticsなどのアクセス解析結果から得られるモバイルOSの割合が一番有効です。ユーザー層によっても使っているスマートフォンも違いますし、自社のユーザー層がどのようなデバイスからアクセスしているかを意識しましょう。

 

スマートフォン市場全体を考える

IDCの調査によると、iPhoneのシェアは昨年度からほとんど成長しておらず、一方でAndroidは7%以上の成長を達成しています。さらに、2020年までの予測でみると、AndroidもiPhoneも成長は見られますが、相対的にiPhoneのシェアは低下します。

android mobile shipment

(出所:Smartphone Growth Expected to Drop to Single Digits in 2016, Led by China’s Transition from Developing to Mature Market, According to IDC | Business Wire

 

こうみるとiPhoneは苦戦している感じがしますが、もっと重要なのはAndroidも2020年までの成長率が低下すると予想されているということです。既に「スマートフォン」という市場は飽和してきていると見るのが自然でしょう。

今後の主戦場は、モバイルOSではなく、その上のアプリケーション領域になると考えています。AIなどを駆使した、新しい利用方法が開発され、広がっていくでしょう。PCからモバイルへとインターネットアクセスの方法は変わってきましたが、それもやがて飽和して、モバイル上で「どのように情報を消費してもらうか」が重要になってくると予想します。